タミヤ親子会社見学会
このイベントは春休みや夏休みにだけ開催されているらいんですが、人気が非常に高いらしく抽選での申し込みでした。さすがはヒキの強さが自慢の我が息子、申し込み初回にしてGET(このヒキをお父さんにも、少しでいいから分けて欲しい)。会社見学ということで平日開催、お父さんは会社を休んでの出撃です(実は一つ、釣りの勉強にしたいことがありました)
朝っぱらから1日がかりのイベントです。駐車場には他県ナンバーも多いです。岐阜、横浜、群馬なんてのもあります。人気あるんですね~
タミヤ本社といえば有名なのは、この6輪タイレルですよねぇ。
このビルごと、世界遺産に指定したいお父さん達、結構多いんじゃないでしょうか?
午前中にミニ四駆工作教室、挨拶代わりにプラモ1台くれました。ですが、改造パーツは自費購入!パーツは松竹梅で内容と値段が違いますとか(このときは、なんてケチくせー会社なんだ!と思ったんですが、、、)
工作教室では息子が改造パーツとしてボールベアリングを何個も惜しげもなく投入するのを見て、『うぉ~そのちっこいベアリング高いんだぞぉー、何個使うつもりだぁ!?お父さんのリールより多くないかぁ???』と叫びそうになり。(『そのミニ四駆、捨てるときは、言ってね』って息子には頼んでおきました)
午後は、製品体験ということで、ラジコンからソーラーカートまで子供達は遊び放題。
午前中に作ったミニ四駆のレースも開催されて参加賞や賞品もらって。
やっと最後に会社見学、これが半端じゃなかった(少なくとも、うちの会社とは大違い)
工場を見せてもらうのかと思ったら、会社見学というイベントだけあって、なんと普通のオフィスビルの中を見学です。先ずはデザイン課です、次はデッサン、その次に設計課、営業、国際営業、国内営業、広報部、試作課、アフターサービス部、通販、修理、などなど、平日の午後に普通に仕事している方々がそれぞれの部署で業務を紹介してくれます。目の前でプラモの箱の原画を描いていたり、プラモを試作しているだけでなく、CAD画面上で3次元のモデルを回転させてくれたり、ワイヤーモデルに面が貼りあがるなど、こりゃー子供でなくても楽しい(しかし、見られる方の立場にはなりたくないなぁ~こりゃ)
さて、最後に待ちに待った試作工場のフロアの見学です。ここで金型の説明や、金型を加工するのに必要な放電加工用治具をNCで削りだしているところを見学(金型もNCで加工しているかと思ってましたが、複雑な形状の放電加工の先端を何種類も用意して加工するんですね)。
そして最後に(お父さんにとっては待望の)プラスチックの射出成型機の実演見学。
お父さんにとっては、これが一番の楽しみでした!見せてもらうのはプラモデルの成型ですが、ルアー(ミノー)の多くも同じ方法で作られているはず(勝手にそう思ってます)。説明員の方が予め色がついているプラスチック材料の粒を見せてくれます、これを220℃の高温で溶かして、こちらから金型へ射出。はい出来上がり。まだ温かい出来立てのプラモを触らせてくれます。感動~!(こうやってルアーが出来上がるのかぁ~!?)
さらにサービス、『では金型に入れないで射出だけしてみましょう』って、溶けた高温のプラスチックをぐにゃぐにょって空中に射出。絵の具をチューブから搾り出すみたいな感じで溶けた高温プラスチックが下に落ちてウOコみたいな形で固まっていきます(マヨネーズや歯ブラシよりは硬くて、水彩絵の具の茶色ぐらいの硬さ?)。この硬さで金型に入っているのかぁ~と大感動。
職場は撮影禁止でしたので、展示場にあった他の射出成型機の写真を撮ってきました。右の上のバケツにプラ材料(粒)を入れて、真ん中の銀色の部分で200~250で溶かし、その左の射出部から左の金型(赤い非常停止ボタンのちょうど左、水冷のホースが2本出てる)に射出。
いやー感動しました(?)。さすがは、世界のタミヤさんです。
帰り際にお土産(プラモを2個)もらったときには、息子の目が完全にイッちゃってました。
こんな見学会が釣具メーカーでやってくれるなら、会社休んで東京でも大阪でも行っちゃいますね~。午前中はリールの試作、午後は作ったリールで管理釣り場で実釣、新製品試し放題、最後に社内見学(工場見学じゃなくてね)。あ~Dさんでも、Sさんでもいいから、そんな大人向けのイベント企画してくださ~い!(最後にお土産のスOラやソルOィガも忘れないでね~)
by fish_anecdote | 2008-03-28 19:48