天竜川サツキマス白書 vol.5 サイズ編

サイズ編は昨日で一区切りにしようかと思っていましたが、今日、嬉しいことに2000~2004年のデータが届きましたので、早速、昨日のデータに加えてみました。

標本数は一気に454にまで増えました。

何度もお断りしてきたように年度毎に平均尾又長に隔たりがあるので、全部をまとめてしまうことの意義は微妙です。下図は純粋に、2000年から2009年までの登録魚の尾又長分布ですが、これだけで何かを見出すのは無理があると、私は思います。

2000年~2009年
総登録数 = 454尾
平均サイズ(尾又長) = 35.0cm
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グラフをクリックすると大きく拡大できます
  2000年から2009年までの全ての登録魚の尾又長の分布

昨日までのデータでは、”戻り”の存在を示すような27~28cmピークの山の存在が感じられましたが、この10年分のデータでは判りにくいですね。今回、データを追加した2004年以前のサイズが小さめであったために埋もれてしまった可能性があります。
逆に2004年以前の小型のデータを追加したことにより、アベレージサイズを上回る個体の数が、下回るものの数と比較して少なく見えてきています。これは、年度毎のデータでも見られた現象ですが、昨日のデータでは少し判りにくくなっていましたが、10年分のデータだとたまたま目立っているのかもしれません。

やはり、10年分の全部の分布から特徴を見出すのは少し暴力的過ぎるのかもしれません。
年度毎のデータを見た結果から感じられた、”戻り”の存在と、大型魚の少なさについては、どちらも正解なのかもしれません。逆に、全くの見当違いかもしれないですが、あり得る話だと思うのですがね。

データを見ると、50cmオーバーは、もう超大型魚と呼んでいいでしょうね。
たったの3尾は変わらずで、全体の約0.7%!
こりゃ、釣れないはずですね、、、。


続いて、年度毎の登録数,平均尾又長,アベレージ尾又長(その年もっとも登録数の多い尾又長)を見てみます。
a0096669_0294610.gif釣れたサイズが年度毎に大きく異なる様子が見えます。最大では10cm以上の差があります。これを全部まとめて分布を描いているので、上の尾又長の分布図は幾らか無理があったかもしれません。

気になるのは、年度毎の登録数の大小が、平均尾又長の大小と関連性があるように見えるところ。
  グラフをクリックすると大きく拡大できます


やっぱり、
海からの遡上が少ない=登録数少=戻りが主流になってしまう=平均尾又長が下がる
という方程式が成り立つような気がするんですがね。

また別の日に、2004年以前の年度毎の尾又長の分布を掲載することにします。
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  by fish_anecdote | 2009-10-21 00:36 | 天竜川サツキマス白書

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