タイドミノー各種の使い分け

最近、ルアーのことで質問を受けることがあります。
このブログのコメント欄にて質問をお受けしたり、仲間から聞かれたり。


たしかに、パッと見では似たようなルアーが多かったり、ボディやリップの形状だけではどんな釣りに向くのか、最初のうちは判らないことって多いですよね。似たようなルアーを使ってみても疑問に思うこともあるわけですから、まだ手にしていない2種類のルアーを店先でどっちにしようか悩まれる方は多いんじゃないでしょうか。

ルアーは売り場では、投げてみることも、泳がせてみることも出来ないので、パッケージの説明や、釣り雑誌などの特集記事などから情報を得ることになると思いますが、それだけでは判りにくいこともありますよね。私も売り場で、片方ずつ両手で持って重さを比べてみたり、振りまわして重心移動をカチャンカチャンさせたり、並べてシルエットを比較したり、いじくりまわしてみたりもしたことが多いですが、実際に投げて泳がせてみるまでは良く判らないもんですよね。
投げて、巻いてきて、一瞬でコレはダメ!俺(俺が攻めるポイント)には、向かない!って思っちゃう場合もありますよね?そんなときって、ホントにガッカリしますよね。


かといって、私が上手く説明できるのだろうか???



ちょいと、それは疑問ですね。。。。
(大して、釣りが上手いわけじゃありませんからね)


でも、このメーカーの製品しか使っていない自分だから判ること、感じることっていうのもあると思うんですよ。そこで、自分なりに問い合わせに回答した内容を、その都度、このブログをご覧になって頂いている皆さんにも紹介していこうと思います

今回は、タイドミノー特集です。
SLD-SとSLD-Fの使い分け、それからタイドミノーLD系とタイドミノースリム系との比較。
どちらも、ヒラメに使うならという条件でのお話です。



先ずは、SLD-SとSLD-Fの比較。
参考として、タイドミノースリム120も並べてます。

アクション(アピール性能)
スリム120 > 125SLD-F >>> 125SLD-S

遠投性能
スリム120 <<< 125SLD-F < 125SLD-S

といったぐあいで、遠投できるものほど泳ぎは苦手と思います。若干、SLD系と、スリムでは泳ぎの質が異なると思いますが、フライヤーほどは違わないと思いますのでここでは一緒に比較しています。
ということであれば、アピールも高く、遠投性能も高い、SLD-Fが万能か? というと、そうとも限らず。波が高いとか、潮流が早いときなど、本来は泳ぎが得意(泳ぎが大き目)のSLD-Fは、これはSLDに限らずにどのFミノーでもそうだと思いますが、波に揉まれたりして泳がせきれない(全く泳げず、溺れる)場合が多いです。そんなときには、SLD-Sがしっかりと泳いでくれますし、表層での波荒れを避けてその下のレンジを一定にキープして泳がせるということも可能です。

良く言われるように、ルアーから離れたヒラメに強くアピールさせることを考えるなら、アピール性能の高いFを多く使用すれば良いということになりますが、どうしても飛距離が欲しいときや、海が荒れているときなどには、Sが有効です。その他には、どうにもFでは攻められない着水点付近で深いレンジを探る場合(かけあがりが遠いなど)には、Sをカウントダウンさせますが、個人的にはSLD-Sはカウントダウンモデルというよりは、スローシンキングだと思っていますので、Sで底を取るような使い方はしておりません。

Fより深いレンジを攻めたいとき、一般的にはSを使われる方が多いかもしれませんが、自分はそんなときもFにこだわって使っています。水掴み良く、泳ぎが大きいFを可能な限りは使いたいので、着水直後からの早巻きや、ロングジャークなどで一旦、Fを無理やり潜らせ、そのレンジをキープさせて泳がせています。これが果たして、どこまで潜らせきれているかは判らないですが、この方法は川でのサツキマスにF系のミノーを使うときにも多用しています。もとはと言えば、M田さんがTVで海サツキを狙っていたときの方法をパクリました。
それでも潜らせられるレンジには限度があります。ビーチウォーカーなどを使えばこんな苦労は必要無し、簡単にやや深いレンジで水を良く掴んで大きく泳いでくれますが、ルアーのシルエットが細身のものを使いたいときや、ロール系のアクションをさせたいときもありますよね。そんなときに、SLD-Fが活躍してくれます。

細身だったり、泳ぎの質(ロールが多い)にこだわらなければ、ビーチウォーカー1本でもかなりのシチュエーションをカバーできることも付け加えておきます。

底を打つ場合にFという選択については、Sでも竿を立ててレンジを調節したり、Fでも竿を水に突っ込むぐらいで深く潜らせるなど、SLDはレンジの調節がある程度は可能かと思います。

以上が、SLDのお話。


LD系と、スリム系の比較の場合

タイドミノー105LDと、タイドミノースリム120で比較してみます。メーカーの説明を交えながら説明します。

TM105LD 105mm 15g ST46 #4 ¥1,785
対ヒラスズキ専用設計というだけあって、サーフで使うよりは足場が高いところメインかも。
ウエイトをスローシンキングに設定しボディを高比重化することでキャスト性能の向上、
水に絡み易くなりウネリやサラシの中でもバランスを崩さない。 向かい風に強い。
複雑な磯際の流れの中で狙ったコースを確実にトレース可能、そんなわけで波止のテトラ帯などで足元まで引くにはめっぽう強く、この地方でもかなり定評のあるミノーの一つです。向かい風(西風)に強くて、テトラから足元までを引く、この地方では、あそこかな?という覚えのある方も多いかもしれません。そう、あそこでは伝説のミノーです。ところが、これがサーフで使えるかというと、今の私には無理です。105LDは、駿河湾内のようなドン深サーフでは活躍すると思いますが、遠州灘サーフでのヒラメ釣りには、その特徴を生かせないと思うからです。

TMS120(通称タイスリ?) 120mm 13g ST46 #6 ¥1,785
スリム化された低抵抗ボディと重心移動+後方低重心固定ウエイトシステム採用、ウエイト配分された低重心ボディと薄型リップにより生み出されるタイトローリングアクションは、低速~高速まで全てのリトリーブスピードに対応し、河川内の強い流芯やサーフでの引き波の中でさえもバランスを崩し飛び出すことの無い、完璧なアクションレスポンス。

タイスリ、たしかにサーフでは魚が本当に良く釣れます。自分もシーバス、ヒラメ、マゴチ、ダツ、青物とやたらと釣ってます。波が穏やかであれば、こいつの泳ぎは独壇場じゃないでしょうか。波打ち際の足先まで誠に見事に泳ぎきる、そのウォブリング系の大きな泳ぎはヒラメなどのフラット系魚種へのアピールとしてはもってこいだと思います。ただ、こいつは元々、遠投性能がそうそうあるわけではありません。風が強いときは苦手です。さらに風があれば波もあるのが普通ですから、波にも弱いスリム120はそんな日にはケースの中でお休みしてもらってます。

LD系と、スリム系のどっちか一つを購入っていう場合には、使う場所などを考えて選ばれると良いと思います。自分が攻めるのが、急深サーフなのか?遠浅サーフなのか? 用途を見極めれば、2個買う必要は無いと思います。でも、1個でどっちの状況にも対応したいという場合は、それは難しいので、そんなときはSLD-F125をお勧めします。
タイスリの改良版として産まれてきたSLD系は、タイスリの弱点をうまくカバーしてバランスが取れていると思います。飛距離もありますし、泳ぎもそこそこ、水つかみも良いので泳がせている感触も手元に伝わりやすいです。初めての方に、是非お勧めしたいモデルだと思います。

これじゃぁ、うまい説明になってないですかね、、、、、
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  by fish_anecdote | 2009-11-26 18:33 | 道具

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