長期にわたる大増水のおかげで、天竜川のサツキマスも終わるに終われない状態でしたが、
やっと水も引いてきましたので、今朝は今年の最後とするべく、1か月ぶりの出陣
水量はまだちょっと多めで水位も完全に下がり切ってはいませんが、急な減水を始めてから2日ほど経過しておりタイミングとしてはベストかも? 水色は濁りはちょっと残っていますが問題無しでしょう、膝上まで入っても足先が綺麗に見えるぐらいです。
そんな川を目の前にして、トロフィー級が釣れるなら、今日だろう!という気持ち半分。周囲に誰もいないのを見て、やっぱり時期的には遅すぎなのかな?という気持ちも半分。
今日のポイントは、絶対に釣れないと言われていた時期に2度、偵察しておいたところ。今日の水位なら、中州が沈んでいるのを知っている場所です。
いつもはその中州に渡って、その奥の本流の深みを攻めるところですが、今日は中州で分流された手前側の流れが中州の尻で本流に斜めに合流するエリアを狙います。手前の分流も結構、流れはきつく、ちょっと気を抜くとミノーが水面を飛び出すぐらいの早さがあって釣りにくいですが、中州尻に居着いている魚を狙います。
開始から3投目、中州尻の奥に着水させ、竿先を上げたまま
エレナ70Fにトウイッチを掛けて、水面直下を意識して居着きの魚にアピール。すると、中州尻を抜けて手前の荒瀬に入ったところで、根掛かりかと思わせるほどの、
ガツン!
という強烈なアタリ。すぐに合わせると、
グングングンと首を振って抵抗を開始しました。
鱒特有の引き、しかもデカイ!この時点で判りました。
瀬の中で、ルアーを咥えたままステイして、
グングングンと首を振っては小休止を3回ほど繰り返します。その間、全くリールを巻けません、ロッドはかなり曲がってます。
3回目の首振りが終わった直後に、ドラグを鳴らして猛スピードで、横に突っ走り始めました。もの凄い勢いと、重量感に、かなりの大物であることを予感させられます。
その後に水面を割ってジャンプ。休む間もなく、また本流へ向けて瀬を横切るように突っ走ります、ドラグが早朝の川に、いい音を響かせます。
その走りは強烈で、その走りの勢いを保ったままジャンプした際に、水平に近い角度で飛ぶ魚体を目視で確認。全体が銀色に輝き、かなりの体高をもつ、軽く40cmは超えるサイズの
鱒属に間違いありません。
このジャンプのときの目視確認で、大型であることが確定。無理して手前の荒瀬に寄せることは不可能だと思いましたので、走らせるだけ走らせてから下流のトロ場まで誘導させる作戦を取ろうと考え、ジャンプ後も走らせますが、止まりません。
その走りに耐えていると、突然、
フッ と、軽くなりました。
バレました。。。。
うわぁ~~、、、、これは、きっついなぁ、、、、、
サツキか、ニジかは判りませんが、とにかくデカかった~~
今まで数年間で、天竜本流で掛けた鱒とは、全く手応えが違いました。
突っ走りながら、瀬の中から横っ跳びで飛ぶときの勢いなんて、凄いものがありました。
1m近く飛んだように見えましたが、その滞空時間が長く、走り高跳びのように綺麗なロールオーバーを見せてくれて、かなりイケてた彼女だったんですが、、、。
手にすることは、かないませんでした。。。。
悔しいですが、彼女の方が上手だったのでしょう。水深1mやそこらの、流れがキツイところでは、今の自分ではどうにも出来ませんでした。もしかして、次の機会があったとしても、取れる自信がありません。終始、主導権は彼女にありました。ああいうのを、どう獲るかっていうのが、今後の課題ですね。
そういやぁ~~、今年はエレナで鱒をバラシて始まり、エレナで鱒をバラシて終わるのか???
エレナ君、申し訳ない。掛けるところまでの君の仕事はいつも立派なのに、釣りあげる側の仕事が雑で。
来年は、トロフィー級と記念撮影させてやるぞぉ~!
(でも、今年も、あともう一回ぐらい川に来ちゃいそうだなぁ、、、)
釣行データ (1,1,0)
釣行日; 2009/8/16 月齢25(長潮) 5:00~6:30
曇,気温25℃,北北東の風1m/s,水位(鹿島)-2.22m
ロッド=PALMSシルファーSYGS-70ML,ライン=6lb(先端ダブル)
本日のヒットルアー = DUO グレイスミノーエレナ70F(SHアユ) ,フック=ST-21#8